WELLNES TOPICS
長寿の秘訣が導く
日常と人のつながり
2022.6.09
つながり
ブルーゾーン沖縄から導く、長寿への結びつきは「つながり=TSUNAGARI」。女性長寿日本一の地域に暮らす長寿者を訪れ、沖縄全域に色濃く残る相互扶助(ユイマール)、真正のホスピタリティは、ユンタクをしながら長寿にまつわる知恵、生きがい、人生の極意を学び次世代ライフスタイルを学びます。
女性長寿の北中城村
沖縄県の真ん中辺りに位置する北中城村は、全国の市区町村の中で、女性平均寿命が1位となり3回連続で 長寿日本一に輝きました。(平成27年の国勢調査をもとに厚生労働省から発表された全国市区町村別平均寿命より)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)/中村家住宅
お茶のみサロン(和仁屋)
「お茶のみサロン」は地域のボランティアが協力し、一人暮らし老人等の高齢者が家に閉じこもらず積極的に外へ出かけ、仲間づくりや社会的活動への参加を促進することを目的に毎週火曜日に和仁屋公民館などで行われています。人とのつながりは、長寿に深い関係があります。
高齢者支援活動として80歳以上の区民に呼びかけ、社協事業にて始まり23年間続いています。
地域の方々が楽しみと地域のために健康づくりに積極的に参加しています。
コミニュティーが生み出すつながり。長寿の秘訣とも言えるでしょう。
北中城村和仁屋公民館
高齢者支援活動「お茶のみサロン」モデル地域指定をうけ、20年の節目を迎えた北中城村和仁屋地区。少子高齢化が進むこの村から、相互の精神、結の精神で地域を支えるために発起したこのサロンは今ではボランティアを超えた一大プロジェクトとして町の活性化につながっています。
参照)FACEBOOK 北中城村yorisoi( よりそい)隊ページより引用
北中城村のYORISOI隊
2011年10月18日、東日本大震災を支援しようと発足した北中城村のYOIRISOI隊。
被災地の仮設住宅がなくなり地域の復興が終了するまでを期間とし、沖縄の癒しと元気を届ける思いで被災地への支援を精力的に行っています。
シーサー作り体験を通して伝えたい想い
今回、ブルーゾーン沖縄ウェルネス・ステイのプログラムでお世話になる「わにやシーサー振興会」では、マイシーサー作り体験を行ってきました。わにやシーサー振興会もYORISOI隊の取り組みの1つとして活動されており、シーサーを被災地へ寄贈するだけでなく、シーサー作り体験を通してともに時間を共有し、少しでも元気と活力につながればとの思いがあります。
沖縄のシンボル的な存在のシーサー。守り神としてのイメージがあるシーサーですが、大きく分けて、「宮獅子」「村獅子」「家獅子」の3種類があるそうです。古くは琉球王国の王のお墓の守りとしておかれていたのが宮獅子。そして相次ぐ火事災害から村を守るために作られた獅子が村獅子といわれています。
一般の住宅に飾られるようになったのは明治時代の半ばからで、琉球王朝時代に禁じられていた赤瓦の家が1989年の規制で撤廃されてからのこと。そのときに、瓦職人が余った瓦漆喰をつかってシーサーを手作りするようになったのが一般家庭で普及した流れだといいます。
瓦をふいたムチジェークー(屋根左官)が、やとってくれた家へのお礼と、新しい家に悪いものが寄り付かないよう厄払い、魔除けの意味を込めて作っていたとのこと。和仁屋のシーサーもその想いを受け継いだシーサー体験を実施しています。
瓦のかけらなどを組み合わせてシーサーの体の骨組みを作り、これにしっくいを塗りながらカタチをととのえて仕上げていきます。
となりの沖縄市から赤瓦の廃材を調達し、わらをまぜた漆喰で1人1人オリジナルのシーサーづくりを体験します。
サロンボランティア
ボランティアとしての活動を通して20年。今では、年間700名くらいの体験教室を行い、最大では200名の体験教室を開いたこともあるほど、一大プロジェクトとして取り組んでいます。
利益を顧みることなく、今生かされてることへの感謝を子や孫の世代に引き継いでいきたい。
そこには、先人たちがつむいできた歴史や文化を大切にし、今ここにいる人々、そして未来の人々へこれらの恩恵を受け継いでいこうと目的意識をもって生活する人々の姿があります。
和仁屋地区という小さな地域から大きな社会へとその友好の和をひろげていきたいという願いが込められているようです。そんな年を重ねてもなおイキイキと活躍する姿に、先の見えない未来に向けて大きな道標となってくれるのではないでしょうか。
<YORISOI隊>
東日本大震災被災地と北中城をつなぐ北中城村YORISOI(よりそい)隊
https://yorisoitai.org/
<お茶のみサロン>
活動日/毎週火曜10:00〜12:00
場所:和仁屋公民館
〒901-2312 沖縄県中頭郡北中城村和仁屋174
<ウェルネスブルーゾーンツーリズム>
地域資源を熟知した観光協会と密に連携するとともに、ツアー参加者が地域固有の生産者、加工業者、文化芸能家、住民と直接関わることで、現実を体感し、学び交流し「自然」「地域」「人」とつながり沖縄ライフスタイルを体感。
人生をより美しく、より輝く豊かな人生へと導いてくれます。
本事業への詳細をお聞きしたい方はこちらへご連絡ください。
【ウェルネス沖縄ブルーゾーンツアー事業事務局】
一般財団法人沖縄県環境科学センター
業務部/総合環境研究所/SDGs事業実行班 岩村
〒901-2111 沖縄県浦添市字経塚720番地
TEL:098-875-1941
E-mail:s.iwamura@okikanka.or.jp
メッセージ:https://wellness-tourism-okinawa.jp/message/
ホームページ:http://www.okikanka.or.jp/